2014年12月7日日曜日

韓国式結婚式

先日、知り合いの韓国人の
結婚式に参列してきたので、その話を。








韓国の結婚式は、省エネでカジュアルです。



まずは、挙式と披露宴が一緒になった感じ。

日本では、まず式が1時間くらいあって、
そのあと披露宴が2~3時間ありますが、


韓国では、その区分が無く、パーティーみたいな感じ。


ホテルでの結婚式でしたが、
ホテルの広い部屋で、披露宴っぽいレイアウトで、
高砂席で、挙式っぽいこともやります。
ちなみに、席次は自由。適当です。



順序は、
両家母親が2人で入場してあいさつ。
新郎が1人で入場。
新婦が父親と2人で入場。
新郎新婦が愛の誓約文を読み上げ。
両家父親からあいさつ。
ケーキ入刀して、
指輪を交換。
みんなで写真撮影。

ここまでで、1時間弱。



挙式観点でいうと、神父はいません。
(キリスト教徒が多い国なのに、意外にも)


なので、
「チカイーマースカ?」 「はい、誓います!」
といった、うさん臭いやり取りはありません。





あれ、毎回、絶対神父は日本語ペラペラなのに、
わざとカタコトやってるだろって思ってしまいますが・・・


あと、あれは、たいがいは
バイトの、ニセ聖職者ですよね。日給1万円くらいだそうです。




えと、少し話が外れましたが
披露宴としても、色々ありません。

上司(主賓)の祝辞や乾杯の挨拶はありません。
ろうそく付けて回るってのもありません。
余興はありません。


一応、新郎新婦は一旦退場・お色直しするんですが、
再入場の時にアナウンス等は特になく、


「あれ?いた。てか服変わってるし。」
程度。


気付いたら、韓国の伝統的な衣装(チマチョゴリ的な)
ものに着替えて、みんなの席を挨拶に回ってます。

そこらへん、適当。



服装ですが、みんな自由です。
年配の親族の人なんか、みんな
「日曜のウインズに居そうな格好」してましたよ。





あとは、若い人はビジネスカジュアルな感じで
ちょいと(日本人的に言うとだいぶ)遊んだ感じ。

ダサいスーツのおっさんサラリーマンで行くよりは、
まだましなのでは。



食事は、ビュッフェ式でした。
ホテルの朝のビュッフェよりもちょっとだけ豪華なもの。
サーブされないということで、多少の驚きはありますが、
これは非常にまともなほうだそう。

ひどいときは、受付の時に食券を渡されて、
社員食堂みたいな食堂で、うどんとか食べる
のもあるようです。

タイミングとしては、一通り済んで、
みんなで写真撮影するくらいから、メシタイムでした。
みんな適当に取りに行って、適当に食べてる。

でも、超行列になってて、
結婚式の進行の事とか、かんぜんにそっちのけ。
メシには勝てません。




あと、最後は、流れ解散です。笑
みんなで、写真撮ったら、あとはメシ食って飲んで。
お腹一杯になったり酔っ払ったら、
みんな適当に帰ります。

ちなみに、引き出物もありません。



こんな省エネだってこともあってか、

ご祝儀は普通、50,000KRW(約5,000円)

安いです。




特別な袋に入れていく必要は無く、
財布に入れて持ってけばOK。

受付に封筒があるので
それを貰い、裏に名前だけを適当に書いて
(みんなハングルで書いてましたが、僕は英語で)

その場でお金を入れて、受付。
もちろん、適当なので、新札でなくてもOKです。

聞いた話では、

クレジットカードのカードリーダーが置いてある
ところもあるらしい。さすがカード社会。笑




ちなみに、結婚式するお値段は、
50万円~100万円くらいだそうです。




全体的な感想としては、
僕はこのスタイル、好きです。

みんなで、おめでとうと祝えれば
それで良いもんね。
(韓国も家と家の自慢し合いって感じはするようですが、
それは日本も同じ)



日本では、無駄に時間と金と神経を使ってる気がします。


敬虔な教徒でないのに
教会で讃美歌歌ったり、変なカタコトの神父を呼んだり、
(式だけで、数十万するんでしたっけ?)

自慢かっという感じの経歴公表したり、
会社の上司呼んで、お世辞に褒めてもらったり、
乾杯までが長かったり。

スベることが目的かというほどの余興を見させられたり。



でも、やっぱり、日本式で、イイなって思うところもあるので、
自分が(もし万が一結婚式をするなら)

ハイブリット版が良いかなーと思ってます。