2016年4月6日水曜日

軍人はタナカ

軍人はタナカ。

キムさんとかパクさんとかが多い韓国で、
まさか軍人には田中さんが多い、というわけではないです。

なんのことかというと、言葉遣い。

韓国では、タナカ体という、軍隊で使われる、カタイ言葉づかいがあります。
軍人言葉というやつ。

全てのセンテンスの語尾が、タ(다)、ナ(나)、カ(까)
のどれかで終わる。
非常に丁寧で礼儀正しい言葉でもあります。

日本でも流行ったのかな、韓国でめちゃ流行ったドラマ太陽の末裔で、
主人公たちが使う軍人言葉がカッコよくて

普段でも、ネタで使うのが流行りました。단결 
ドラマに出てくる軍人さんたちは
精悍で優しくて強くて、カッコいいということで。

ソン・ジュンギとか、チン・グは、日本人男子から見ると
パッと見そんなにカッコよくないですが、
そこが韓国ドラマの不思議なところ、後半になるとカッコよく見えてくるんです。

そうなると、もうタナカ化。
気分はアルファチーム。



*実際には、軍隊で、そんなイケメンで強くて優しい人なんて、
いません(韓国人女子談)

2015年1月10日土曜日

コルベギ、ジーメール、ドットコム




韓国では 「@」のことを、俗称、コルベギって言います。


コルベギとは、ツブ貝こと。
韓国では、メジャーな食べ物で、

殻付きで蒸しで食べるときもあり、
中の身だけを、コチュジャンとネギとかであえて食べるときもあり。



アットマーク「@」


言われてみれば確かに、カタツムリとか巻貝系に見えてくる。

韓国人の同僚が、
航空券の旅程変更で、航空会社に電話をかけた時に、

変更後のe-ticketをメール送付してもらうために、
メールアドレスを電話で伝えてたんですが、

その際に、ダブリュー、エフ、、、
コルベギ、ジーメール、ドットコム

と言ってました。

オフィシャルに近い環境下でも、通じるんですね笑


2014年12月7日日曜日

韓国式結婚式

先日、知り合いの韓国人の
結婚式に参列してきたので、その話を。








韓国の結婚式は、省エネでカジュアルです。



まずは、挙式と披露宴が一緒になった感じ。

日本では、まず式が1時間くらいあって、
そのあと披露宴が2~3時間ありますが、


韓国では、その区分が無く、パーティーみたいな感じ。


ホテルでの結婚式でしたが、
ホテルの広い部屋で、披露宴っぽいレイアウトで、
高砂席で、挙式っぽいこともやります。
ちなみに、席次は自由。適当です。



順序は、
両家母親が2人で入場してあいさつ。
新郎が1人で入場。
新婦が父親と2人で入場。
新郎新婦が愛の誓約文を読み上げ。
両家父親からあいさつ。
ケーキ入刀して、
指輪を交換。
みんなで写真撮影。

ここまでで、1時間弱。



挙式観点でいうと、神父はいません。
(キリスト教徒が多い国なのに、意外にも)


なので、
「チカイーマースカ?」 「はい、誓います!」
といった、うさん臭いやり取りはありません。





あれ、毎回、絶対神父は日本語ペラペラなのに、
わざとカタコトやってるだろって思ってしまいますが・・・


あと、あれは、たいがいは
バイトの、ニセ聖職者ですよね。日給1万円くらいだそうです。




えと、少し話が外れましたが
披露宴としても、色々ありません。

上司(主賓)の祝辞や乾杯の挨拶はありません。
ろうそく付けて回るってのもありません。
余興はありません。


一応、新郎新婦は一旦退場・お色直しするんですが、
再入場の時にアナウンス等は特になく、


「あれ?いた。てか服変わってるし。」
程度。


気付いたら、韓国の伝統的な衣装(チマチョゴリ的な)
ものに着替えて、みんなの席を挨拶に回ってます。

そこらへん、適当。



服装ですが、みんな自由です。
年配の親族の人なんか、みんな
「日曜のウインズに居そうな格好」してましたよ。





あとは、若い人はビジネスカジュアルな感じで
ちょいと(日本人的に言うとだいぶ)遊んだ感じ。

ダサいスーツのおっさんサラリーマンで行くよりは、
まだましなのでは。



食事は、ビュッフェ式でした。
ホテルの朝のビュッフェよりもちょっとだけ豪華なもの。
サーブされないということで、多少の驚きはありますが、
これは非常にまともなほうだそう。

ひどいときは、受付の時に食券を渡されて、
社員食堂みたいな食堂で、うどんとか食べる
のもあるようです。

タイミングとしては、一通り済んで、
みんなで写真撮影するくらいから、メシタイムでした。
みんな適当に取りに行って、適当に食べてる。

でも、超行列になってて、
結婚式の進行の事とか、かんぜんにそっちのけ。
メシには勝てません。




あと、最後は、流れ解散です。笑
みんなで、写真撮ったら、あとはメシ食って飲んで。
お腹一杯になったり酔っ払ったら、
みんな適当に帰ります。

ちなみに、引き出物もありません。



こんな省エネだってこともあってか、

ご祝儀は普通、50,000KRW(約5,000円)

安いです。




特別な袋に入れていく必要は無く、
財布に入れて持ってけばOK。

受付に封筒があるので
それを貰い、裏に名前だけを適当に書いて
(みんなハングルで書いてましたが、僕は英語で)

その場でお金を入れて、受付。
もちろん、適当なので、新札でなくてもOKです。

聞いた話では、

クレジットカードのカードリーダーが置いてある
ところもあるらしい。さすがカード社会。笑




ちなみに、結婚式するお値段は、
50万円~100万円くらいだそうです。




全体的な感想としては、
僕はこのスタイル、好きです。

みんなで、おめでとうと祝えれば
それで良いもんね。
(韓国も家と家の自慢し合いって感じはするようですが、
それは日本も同じ)



日本では、無駄に時間と金と神経を使ってる気がします。


敬虔な教徒でないのに
教会で讃美歌歌ったり、変なカタコトの神父を呼んだり、
(式だけで、数十万するんでしたっけ?)

自慢かっという感じの経歴公表したり、
会社の上司呼んで、お世辞に褒めてもらったり、
乾杯までが長かったり。

スベることが目的かというほどの余興を見させられたり。



でも、やっぱり、日本式で、イイなって思うところもあるので、
自分が(もし万が一結婚式をするなら)

ハイブリット版が良いかなーと思ってます。





2014年11月9日日曜日

味噌女、そして今日も味噌

長期間滞在、友達なし、独身・彼女なし、趣味なし、なので、
休日は何をしているのかと良く聞かれます。

(これだけ聞くと、なんか社会不適合者みたいですね笑)



そんな時の答えは必ず、

「テンジャンしています。」








テンジャンって、テンジャンチゲのテンジャン?
チゲばっかり食べてるの?
それとも味噌作ってるの?


違います。いや、そうとも言えます。
テンジャンチゲは、簡単に出来るので
結構ひんぱんに食べるのは間違いないんですが笑


でも違います。


「テンジャンする」とは、
この場合、カフェ等で、仕事や勉強をすること全般を指すようです。


決して良い意味ではなく、
家や学校、オフィスで勉強・仕事すれば良いのに
あえてカフェとかで、「がんばってますアピール」をしている人







カフェで仕事や勉強をしている=かっこいいエリート
の方程式が成り立っていると、自分で勘違いしている人

という意味です。



ちょっと前までの、狭義な意味から
最近はその意味が広がって、上記のような意味になっているようです。





これは、もともとテンジャンニョという言葉。

テンジャンニョ。
日本語訳すると、味噌女









僕らの先生、ケイペディアによると

「経済的には家族や恋人などに依存しながらも
高価なブランド品を持ち歩いたり、
食事代ほどの値段のスターバックスコーヒーを飲んだりするなど、
贅沢で派手な生活をする女性をいう言葉。
また、そのような女性を風刺してこのように呼ぶ。」


http://www.kpedia.jp/w/40








日本語でまとめがあったので、
詳しくは、下記を参照ください。

http://matome.naver.jp/odai/2136126411198930701




僕は、日本に居る時から、
休日はカフェにずっと居座っていたので、
生活スタイルを特に変えてないんですが、

韓国に来たとたん、テンジャンになりました。



要するに、くそがみそになったんだと思います。
ひとつの進化の形ですね。







韓国人の同僚に、
休日は何してるの?って聞かれたときに
「カフェで本読んでるか、パソコンしてる」
って答えたら、

「ぷぷぷーテンジャンだー」

って言われました。
(本人特に気にしてないので良いのですが)





それ以来、何かにつけて、
見栄っぱりとか、頑張ってるっぽいけど空回り
って人を見かけると、

「テンジャンだー」ってなります。

例えば、ランチにイタリアンで
一人で食事をしている中年男性を見かけた場合も。




テンジャンは、味噌そのものも様々な料理に使えて万能なんですが、
皮肉する時にも万能に使えるワードです。





真のテンジャンニョ笑




もちろん、こうして書いているのも
江南のコーヒービーンからなので、
今日も立派にテンジャンしてます。


ただし、
テンジャンニョみたく、立派な身なりではなく
サンダル、ラフな格好の、見られることを完全に気にしてない
家庭用味噌、おうちの味噌なんですが・・・




2014年11月8日土曜日

すすきのガール









すすきのガール

このタイトルだけ見ると、


「どうした? ついに異動か?」
「札幌の風俗案内ブログになったか?」


とか、思われそうですが、

残念ながら、行ったことないのです。
比較的、韓国の話題なのです。

世の中の、良い子のみなさん、本当にごめんなさい。



「すすきの」の話ではなく
植物の「すすき」の話です。



晩秋のこの頃、すこし旬は過ぎましたが、
韓国でも、すすきが美しいです。


韓国語で、すすきはカルデ。

僕らの昼の(マジメな)先生、ケイペディアでは
갈대(カルデ)は、葦(あし)となっているのですが、

テキトーな韓国人に言わせると、
「葦ってなんすか?」
「すすきでもあしでも、どっちでも良い」
「すすきが、カルデだよ。」


とかなんとか、のたまっております。
なので、カルデでOKかと。


さて、なんでカルデの事かと言うと、

特に今の季節、本格的な寒さはまだにせよ
寒くなってきているので、
寂しくなったり、感傷的になったり、

女性の心理状態は、
ジェットコースターのように浮き沈みが激しいようです。

(日本人感覚からすると、
普段から、十分に激しいですが、さらに度を増します。
仕事中も浮き沈みまくりなんで、たいへんです・・・)


そんな、女の思考・心理状態を指して、
カルデと言うようです。






カルデのように、風に流されやすく、
カルデのように、細くふにゃふにゃしてるけど、
カルデのように、折れない。


決して良い意味で使われる訳では
ないようなので、ご注意ください。


「気まぐれで

一貫性が無く、

でも強情でめげない」



確かに、そう聞くと、韓国人女性の気質に
当てはまるような気もします。


同僚の韓国人女性が

「すすきのように、

女性の思考は柔軟で、風にも負けないのよ」


って言ってました。


女性に対して使う時には、
是非ともそういう補足を付けて下さい。

2014年11月3日月曜日

韓国人は、カルペディエ






韓国人の国民性の一つかもしれません。


Carpe diem
カルベディエと読むそうです。


ラテン語のようなんですが、
意味は、「今を生きる」


Wikiにも載っており、
Wikiでは「その日を摘め」と訳されています。

Wikiの説明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%82%92%E6%91%98%E3%82%81

この言葉は、
昔の80年代の映画で、有名になったようです。


30代40代の人なら
ロビン・ウィリアムズ主演の「いまを生きる」
という題名の映画をご存知かもしれません。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%81%BE%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B





韓国人も、この映画およびこの言葉を結構知ってます。


そして、なにより、

よく当てはまります。



結構みんな、基本的に、良く言うと楽観的で、全力で楽しめる。


平日から、思いっきり泥酔するまで酔っぱらって、
次の日、仕事には来れたけど死にそうになってたり、

来れたけど死にそうなので、朝イチでラーメン食べに席を外して1時間くらい帰ってこなかったり、
(二日酔いを緩和させる為に、なぜかラーメン食べるんですよね。僕なんかは、そんなときこそ気持ち悪すぎて食べれないですが)


たまに来れなかったり。



悪く言うと、問題を直視しない、今後の事を考えない、飽きっぽい。
(問題を隠そう・はぐらかそうとする、計画性がなくスケジュールを守らない)


韓国人と仕事をしてる人なら、結構感じていることかもしれません。
私もその一人。まぁ別にあまり気にしないですが。




そんなカルペディエの最たる例が、お金遣い。

普段使うお金を削ってまで、めちゃめちゃ節約して貯金をするって
あまり一般的な感覚ではないようです。



実際に、韓国人の同僚に聞いてみても
「だって明日死ぬかもしれないでしょ」って。




まぁ確かにそれは一理ある。


個人的には、カルペディエも時には大事だけど
将来の事を考えるのも大事。


今を生きている幸せを実感しつつも
中庸が良いですね。

2014年10月25日土曜日

そろそろバーバリーマンの季節

10月も後半になってくると
朝晩は、かなり冷え込みます。
寒い日は4,5度。

(日中は20度を上回ることもあるので
温度差により体調を崩しやすい季節でもあります。)

そろそろコートが必須の時期になってくるのですが
韓国では、茶色のトレンチコートが人気。
男女問わず、きてます。


韓国でも、コートと言えば、バーバリー。

ですが、バーバリーのコートを着る男、というと
全く違う意味になるので注意。


바바리 맨(バーバリーマン)

あれですね、突然「バー」ってやるやつですね。

裸にトレンチコートだけ着て、
女の子の目の前でコートを開けて裸を見せる露出狂の変態男






おっと、なんと、ちゃんとWikiで説明がありました笑


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3